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ウェアラブル端末ってどうなの? 【購入編】



ウェアラブル端末ってご存知ですか? 常時身につけて、自分の運動量(歩数、距離、消費カロリーなど)、睡眠量(時間、質など)などを自動的に測定してくれる機械のことです。基本的な機能はこの2つですが、機種によっては実に多彩な機能を有するものもあります。

そのそもウェアラブル端末に興味を持ったきっかけは、自分のiPhoneです。iOSのアップデートにより「ヘルスケア」というアプリが追加され、何気なく開いたら「その日の自分の歩数、および移動距離」が表示されていたのです。休日に携帯を持って外出した日の歩数は多く、仕事の日は少ない、そんなデータでした。

「iPhoneを持って歩いているだけで測定できるとは、なんてすごいんだろう」と思いましたが、それ以上に「普段診療している日はどのくらいの運動量なんだろうか?」という点をとても知りたくなりました。なぜならiPhoneのヘルスケア・アプリは、iPhoneを持っている時間帯しか測定してくれません。診療中は当然持っていませんから、その時間帯はどれだけ歩いても「カウント0」なのです。

当院を受診された方はお分かりだと思いますが、私は第2診察室を中心に診察しています。しかし、他の3部屋へもちょこちょこと行き来しているため、常々「診療中も結構歩いているんじゃないだろうか?」と思っていました。

そんな時にiPhoneで「その日の自分の歩数、および移動距離」を「数字」で見たものですから、俄然、「診療中の運動量」を知りたくなりました。やっぱり数字で見て確認するっていうのは、インパクト大きいですよね。内科の先生が高血圧の方に血圧測定を、肥満の方に体重測定を習慣とするよう指導されるのは、その方の意識を改善するためにはとても有効だと実感しました。

というわけで、「診療中の運動量はどのくらいか?」という疑問を解決するためには、iPhoneではなく「常に身につけられる何かが必要だ」と考え、近所の家電量販店に向かいました。

ウェアラブル端末1

これは「fitbit charger HR」という製品です。

ウェアラブル端末2

これはまた別の製品で「UP3」です。

こんな感じで、家電量販店には10種類以上のウェアラブル端末が揃っていますが、どれがいいのか考えていたら頭が痛くなりました。見れば見るほど、高性能・高機能な製品に魅せられていきます。

しかし、最も重視する点を「装着していて気にならないこと」、「継続するのに面倒ではないこと」に絞り、機能は必要最低限でいいと割り切ることにしました。知りたいことは「診療中の運動量」ですから、液晶パネル・心拍計・GPS機能は必要ありません。今考えると、この割り切りが良かったです♪

ウェアラブル端末3

選んだのは、「MISFIT SHINE2(ミスフィット シャイン2)」です。2色ありますが、無難に「カーボンブラック」にしました。

ウェアラブル端末4

「MISFIT SHINE2」の良い点は、「薄いこと(厚さ8mm)」、「軽いこと(重量8.5g)」です。このデータはウェアラブル端末の中でも最薄、最軽量です。

また、「バッテリー持続時間が約4ヶ月、最長6ヶ月」というのも魅力です。これは充電式でなく、ボタン型リチウム電池を採用したことによって実現しました。充電式の場合は1〜2週間に1回充電しなくてはなりません。もちろん充電中は身につけられませんから、「24時間365日運動量を測定し続ける」というウェアラブル端末本来の目的からするとどうなの?、という気もします。

ウェアラブル端末5

その他の「MISFIT SHINE2」の良い点としては、「防水機能が高い」が挙げられます。他の製品も「生活防水」は兼ね備えていますが、「浸水はさせないでください」というものがほとんどです。しかし「MISFIT SHINE2」は「泳いでいる最中も運動量を測定しますよ」という製品なので、もちろん浸水もOKです。どんなに水がかかっても気にしなくていいというのも、「継続するのに面倒ではないこと」につながる大変重要なポイントです。

こんな「MISFIT SHINE2」を使ってみたら実際どうなのか?、について今後レポートしたいと思います。



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