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スギ花粉症の舌下免疫療法薬シダトレンはこう使う!



シダトレンでスギ花粉症を治しましょう!」でご紹介したシダトレンという薬剤の使い方について解説します。画像は患者指導用動画から拝借しました。

これまでの対症療法主体だったスギ花粉症治療(抗アレルギー剤、ステロイド剤など)と異なり、「舌下免疫療法薬 シダトレン」は毎日根気よく3〜5年ほど治療すると、スギ花粉症を完治、もしくはかなりのレベルまで軽減できる治療薬です。

「3〜5年なんて長過ぎるよ〜」という方が多いと思いますが、スギ花粉症によって以下のような症状が出てしまう方にとっては、本気で取り組む価値のある治療方法だと思います。
・鼻水、鼻づまり、眼のかゆみなどが強い方
・外出に支障が出てしまうほどの方
・強い疲労感が出てしまう方
・強いイライラ感や睡眠障害が出てしまう方
・思考力の低下を自覚してしまう方

「舌下免疫療法薬 シダトレン」の使用方法は、単純で簡単です! 難しい点は全くありません。

実際患者様にやって頂く内容について、写真をご覧頂きましょう!

花粉症の舌下免疫療法シダトレン1

花粉症の舌下免疫療法シダトレン2

花粉症の舌下免疫療法シダトレン3

「舌の下に服用量を入れる」→「2分間保持した後に、飲み込む」というたったこれだけです。簡単でしょ♪

使用する薬液は「1週目用」、「2週目用」、そして「3週目以降用」の3種類です。

花粉症の舌下免疫療法シダトレン4

こちらが「1週目用」の青いボトルです。シダトレンの中で最も濃度が薄い薬液です。

最初の1週間はこの青いボトルに入った薬液を、上図のように「1→1→2→2→3→4→5プッシュ」と徐々に増やしていきます。

花粉症の舌下免疫療法シダトレン5

こちらが「2週目用」の白いボトルです。青いボトルよりも薬剤の濃度が高くなっています。

2週目もこの白いいボトルに入った薬液を、上図のように「1→1→2→2→3→4→5プッシュ」と徐々に増やしていきます。

花粉症の舌下免疫療法シダトレン6

3週目以降はこのようにパックに入った薬液となります。これを1パック毎日服用します。

最後に薬剤費について解説します。「免疫療法の薬剤」と聞くと高そうに感じるかも知れませんが、実はかなりお安いです。

1週目用(青ボトル)+2週目用(白ボトル)の薬剤費は、3割負担の方で「約430円」です。1日あたり約31円となります。

3週目以降用のパックは1ヶ月分(28日)が3割負担の方で「約840円」です。1日あたり約30円となります。

シダトレンによる「スギ花粉症の舌下免疫療法」は健康保険の適応もあり、非常に取り組みやすい治療方法です。ご希望の方は、是非ご来院ください。



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