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【セミナー】オテズラ錠の効果発現は3型に大別される



本日、ザ・プリンス パークタワー東京で行われた「オテズラ錠 発売1周年記念講演会」に参加して来ました。オテズラ錠とは尋常性乾癬や関節症性乾癬に保険適用のある内服薬です。

オテズラ1周年記念講演会

全国から皮膚科医500名が集まり、乾癬治療においてエキスパートである先生方の講演を聞きながら、2時間ほど勉強して来ました。多くの先生方がご自分の症例を提示し、乾癬治療におけるオテズラ錠の効果、特性などを解説していく中で、複数の先生が以下のようなコメントをされていました。

オテズラ錠の効果発現には3タイプ(※)ある。
・速効型(1〜4週間の内服で効果が見え始める)
・遅効型(20週まで症状の変化に乏しいが、20〜30週ごろから急激に効き始める)
・無効型(40週以上内服しても症状の改善が乏しい)

※注意事項
各タイプの名称は私が勝手につけたものですので、一般的なものではありません。また現時点では、内服前にその患者様がどのタイプに属することになるのかを推察することができません。

このようなお話を聞いて、非常に注目したのが「遅効型」です。私自身、多数の患者様にオテズラ錠を処方しておりますが、まだ「遅効型」の経験はありません。

しかしながら、このように「20〜30週ごろから急激に効き始める」という群が存在するということが分かっていれば、患者様にも説明できますし、励ますこともできます。オテズラ錠を20〜30週内服してもパッとした効果が現れないとなると、患者様としてもやっぱりモチベーションが下がると思います。そのような時期に治療を自己中断してしまうと、「もう少し続けることで現れたかもしれない劇的な効果」を逃してしまうことになるため、患者様と医師の両者にとって残念な結果となってしまいかねません。

今回の講演で遅効型の「臨床経過」や「20〜30週において劇的な変化をする臨床写真(Before-After)」を詳しく理解することができて大変良かったです。

オテズラ錠の特性を活かし、患者様がこの薬剤のメリットを最大限得られるよう診療していきたいと思います。



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