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4.32018
【院内勉強会】外皮用剤の添加物の基礎について
本日は昼休みを利用して岩城製薬さんによる「外皮用剤の添加物の基礎」に関する院内勉強会を開催しました。
全ての薬剤は「製剤として一定期間安定している」→「使用した際に適切に体内に吸収される」→「体内で狙った薬効が得られる」→「適切に代謝、排泄される」という要素を満たしてなくてはなりません。また薬剤は主役である「主薬」だけでは成り立たず、様々な添加物によって前述の4つの要素を満たしています。
本日は外皮用剤における添加物の基礎知識を勉強しました。映画や舞台が主役だけでは成り立たないように、製薬においても添加物という脇役が非常に重要となってきます。
添加物には「基剤」、「界面活性剤・乳化剤」、「安定剤」、「溶解剤」、「pH調整剤」などがあります。こういった難しい話を分かりやすく短い時間で解説していただいたので、有り難かったです。配布資料(全スライドの印刷物)は永久保存版ですね。
界面活性剤は種類も多く内容的に難しかったのですが、ネット上に良い解説があったので引用させて頂きます。ちなみに外皮用剤や化粧品において乳化剤として用いられることが多いのは「非イオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルなど)」です。
界面活性剤は、分子内に親水性原子団と疎水性原子団をもつ両親媒性物質です。水に溶解した時イオンに解離するイオン性界面活性剤、イオンに解離しない非イオン性界面活性剤に分類されます。この場合、イオン性界面活性剤は、解離する際の電荷の種類により陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤に分類されます。本品は非イオン性界面活性剤で、用途は乳化剤、分散剤、可溶化剤、洗浄剤等ですが、膜タンパクの可溶化剤としても使用されます。
(引用:富士フイルム和光純薬株式会社 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル)
岩城製薬さんありがとうございました!
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