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10.182018
肝斑とシミが混在 どんな治療がいいですか?
患者様よりお問い合わせを頂きました。
初めまして。
顔に肝斑とシミが混在していまして治療を検討している者です。松島先生の所ではレーザートーニングとプラズマ治療をされており、どちらかを受けてみたいと思っています。
プラズマ治療やレーザートーニングの効果を教えて頂きたいと思っております。
またプラズマ治療は全体的にキレイになるみたいなので気になっています。
どうぞ宜しくお願い致します。
当院からの返信です。
〇〇様
お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。ご質問の「肝斑とシミに対する治療方法の選択」について回答致します。
美容医療における治療方法の選択は、患者様にとって大変難しいものであろうと常々感じております。
というのも、「1つの治療方法の効果が1つだけ」であれば悩みませんが、多くの治療方法において「○○を改善させる治療方法ですが、△△というメリットや□□という効果も得られます」というように複数の効果が謳われているからです。
確かに1つの治療方法に複合的な効果が認められるため、当院でもそのように表現させていただいておりますが、医師として患者様に治療方法をお勧めする場合の判断基準として、私自身は「患者様が最も強く改善を希望している問題点は何なのか?」を重要視しています。
ご自身の場合は「肝斑とシミ」とのことですから、この2点を基準として検討することになります。プラスα的な効果がいくらあっても、この2点の改善がなければご満足いただけないからです。
それぞれの治療方法における効果を示します。
【レーザートーニング】
肝斑、シミの両者に効果あり(※)【プラズマ治療】
肝斑には効果的だが、シミ(老人性色素斑)への効果は乏しい※レーザートーニングは波長1064nmのレーザーを使用しますが、シミへの反応が鈍い場合は設定を変更して波長532nmのレーザーでピンポイント照射を行う場合があります。
このような理由から、最初の治療としてはレーザートーニングをお勧めします。問題点が解決された後、美肌を維持するための手段としてプラズマ治療を検討されてみてはいかがでしょうか?
回答は以上となります。
ご検討ください。どうぞ宜しくお願いします。
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