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花粉症治療薬がシダキュアに切り替わりました



スギ花粉症の治療における舌下免疫療法治療薬が、シダトレンから「シダキュア」に切り替わりました。これまでのシダトレンは導入期から維持期にかけて、かなり複雑な治療薬の取り扱いが必要でしたが、シダキュアはいたってシンプルです!

薬剤は2種類(写真下)で、「シダキュア スギ花粉舌下錠2,000JAU(以下、シダキュア2,000)」と「同5,000JAU(以下、シダキュア5,000)」のみとなっています。

シダキュア -1

シダトレンからシダキュアになったことによる変更点は以下の通りです。

【変更点1】
シダトレンは要冷蔵でしたが、シダキュアは常温保存可能な薬剤となりました。これは大きな違いです! これまで出張が多く要冷蔵薬剤を持ち運べなかった方々も、スギ花粉症の舌下免疫療法に取り組めるようになりました。

【変更点2】
シダトレンは液剤でしたが、シダキュアは錠剤(口腔内で溶けるタイプ)となり、取り扱いが容易になりました。私自身、この治療に取り組んでいるのでよくわかりますが、シダトレンは上手に封を開けても液剤が手についてしまうため、必ず手を洗わなくてはなりませんでした。シダキュアではそのようなトラブルは全くないため、ちょっとしたことですが意外と煩わしい点が解消されました。

【変更点3】
2週間必要だった導入期が、1週間に短縮されました。この導入期1週間にシダキュア2,000を用います。

【変更点4】
シダトレンでは2,000JAUだった維持期(2週間目以降)の量が、シダキュアでは5,000JAUと増量されました。

【変更点5】
シダトレンでは薬剤を舌下にとどめておく時間が2分間必要でしたが、シダキュアでは1分に短縮されました。

シダキュア -2

スギ花粉症の舌下免疫療法はシダキュアになって大きく進歩しましたね♪ 非常に取り組みやすいと思います。

本治療の導入開始時期は5月〜12月となっています。来年のスギ花粉症を軽くするためにも、ぜひこの期間内にスタートを切りましょう!



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