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12.82019
シミよ、二度と出てくるな! レーザーセミナー in 大宮(2019-12)
今日は大宮(さいたま市)で開催されたシネロンキャンデラ社のセミナーで講師を務めてきました。JR大宮駅で下車したのは初めてで、「JR品川駅のような雰囲気のある巨大な駅」という印象でした。東京から30分で着くなんて知らず、その近さにもびっくりしました!
「普段は東京(自宅)←→四街道(クリニック)の往復、休日も結構な割合で千葉県内でゴルフ」という東京・千葉エリアでの生活を送っているので、知らない土地に出向くとすごく新鮮味を感じますね♪
シネロンキャンデラ社は老舗のレーザー治療機、光治療機のメーカーですが、年間に大小合わせて70回ほど勉強会やセミナーを主催しているユーザーフォローに熱心な会社です。私自身、今年は筑波、川崎、高崎、大宮と合計4回講師として参加させていただきましたし、キャンデラ社30周年記念講演会には受講者としても参加しました。
今回は相模原協同病院の一氏俊世先生とご一緒させていただきました。乳児血管腫や血管奇形の治療に用いるロングパルスダイレーザーVbeam治療について分かりやすく解説していただき、大変勉強になりました。
私の方はいつも通り「①Qスイッチアレキサンドライトレーザー治療(ALEX LAZR)」と「②炭酸ガスレーザー治療(CO2RE)」についての講演でした。ただいつもと違うのは、割り当てられた時間枠です。過去3回は①と②に50分ずついただき話をしていたのですが、今回は①②をまとめて1時間という設定でした。まとめきれるかどうか心配でしたが、重要なポイントに絞って話をさせていただき、何とか時間内に終えることができホッとしました。
講演の中で最もお伝えしたい内容は、いつも同じなのですが「もっとしっかりとレーザー治療でシミを取り除きましょう!」というものです。ポイントは下記となります。
■病理組織学的に老人性色素斑(シミ)は皮膚良性腫瘍(脂漏性角化症の前駆病変)であり、異常な角化細胞が増殖を繰り返している状態
■厚みのある構造であることを十分に意識する必要がある。「平坦な淡いシミ」、「平坦だが濃いシミ」、「やや隆起した濃いシミ」は全て厚みが違う!
■老人性色素斑を完治させるためには、病変を全て取り除く事が必須である。不十分なレーザー治療では、病変の最下層にレーザーが当たらず異常な角化細胞が残存し、再発の原因となってしまう。
「では、これらを実践するためには具体的にどのように処置し、どのようなアフターケアが必要なのか?」ということになりますので、セミナーでは当院での治療方法について具体的に解説させていただいています。
次回は2月に水戸で講演する予定となっておりますので、ご興味のある方は是非ご参加いただければと思います。
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