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あまりの高性能に驚愕! Mac用復元ソフト「recoverit」



皮膚科はカメラを多用するため、非常に数多くの臨床写真を撮影します。当院では3台の一眼レフカメラ、5枚のSDカードを用途別に使い分けています。2週間に1回のサイクルでSDカードからPCヘ写真を入れるのですが、その際にSDカード1枚あたり100〜400枚ほど入っています。

実は先月、SDカードのうち1枚を誤って初期化してしまいました(泣)。数百枚の写真を一瞬で消してしまったわけです。青くなりましたね・・・

通常は「PCへ取り込んでから、カメラ本体の機能で初期化する」という手順を踏むところを、取り込む前にやってしまいました。時間がなくて、ちょっと焦りつつ作業したのが良くなかったですね。

しばらく愕然とした後、「このまま上書きしなければ、もしかして復元できるかもしれない」と思いつき、「Mac 復元 無料」と検索した結果、たどり着いたのが「recoverit」です。初めて知りましたが、この手のソフトは数多くあるものなのですね。レビュー記事で「強力なMacデータ復元ソフト」と紹介されていたためrecoveritを試してみることにしました(無料だし、と思いつつ・・・)。

recoveritを立ちると、「復元したいファイルの場所を選択してください」と出ます。SDカード(EOS_DIGITAL)を選択し、開始ボタンを押します(下図・赤丸)

recoverit-1

すると画面が変わり、ステータスバーが伸び始め、作業進捗率が表示されます(下図・赤枠)。325ファイルが見つかり、スクリーンショットした時点では63%となっていますね。

recoverit-2

復元準備が完了したら、復元したいフォルダ(もしくはファイル)を選択し、復元ボタンを押します(下図・赤矢印)

recoverit-3

たったこれだけです。ほんの数ステップで、一旦初期化したSDカードから325もの写真を復元できてしまいました! これはすごい!!

ただ予想外だったことも2つありました。

1つ目は「無料では済まなかった」こと。無料版で復元できるのは100MBまででした。今回の復元対象が913MBであったため、有料版にアップグレードしなけれなば、作業が完了できないことに途中で気がついた次第です。有料版は3種類で、永久ライセンス版でPro 10,980円(税込)、 Ultimate 12,980円(税込)、Ultimate Plus 14,980円(税込)となっております。金額にそれほど違いがないため、今回は無難に最も高性能なUltimate Plusにしておきました。

2つ目は「画像ファイル作成日が復元日になってしまう」こと。SDカードからPCに写真を取り込んだ場合、本来であれば撮影日が画像ファイル作成日となります。その作成日情報を元に撮影日をフォルダ分類するという作業をしているため、画像ファイル作成日が復元日になってしまうと撮影日を特定することができなくなってしまいます。従って、カルテと付け合せしながら、画像ファイル作成日を特定し、フォルダ分類しなくてはならないため、一手間増えてしまいました。

このように予想外のこともありましたが、「誤って消去してしまった画像ファイルを復元できる」というメリットに比べれば、どちらも取るに足らない問題です。

recoveritには今回本当に助けられました。永久ライセンスなのでPC内には常駐していますが、このソフトのお世話にならないよう今後は気をつけたいと思います。



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