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ニキビ痕(陥凹性瘢痕)へのレーザー治療におけるエッジの削り落としとは?



患者様よりお問い合わせを頂きました。

突然のご連絡失礼します。ニキビ跡の治療を検索しており、貴院のフラクショナルレーザーのページに辿り着きました。

その中に、「陥凹性瘢痕のエッジを通常の照射モードによって蒸散し、エッジを削り落とします。」との記載がありましたが、貴院ではエッジを削る単体の治療も可能でしょうか?

フラクショナルと合わせての場合、追加料金がかかりますか?

エッジを削る単体の治療が可能でしたら、その場合の料金体系もご教示いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

ご質問の「ニキビ痕(陥凹性瘢痕)へのフラクショナルレーザー治療(FCL)におけるエッジ処理」について回答します。

当院にてエッジ処理を行っている理由ですが、ニキビ痕が目立ってしまう最大の原因が「正常皮膚面と陥凹性瘢痕の段差によって生じる陰影である」と考えているためです。

FCLはシワ治療にも用いる治療方法であり、複数回の強力なFCLを行うとシワの改善・消失が認められることから、皮膚(主に真皮)のボリュームを増やす効果は明らかに有しています。しかしながら、そのボリュームUP効果によって深い陥凹性瘢痕が「周囲の正常皮膚面と同レベル」まで改善するかといえばそうではないため、エッジ処理を同時に行うことで「段差によって生じる陰影」をゼロに近づけたいと考えています。

下の写真をご覧ください。FCL-1がエッジ処理を行った状態です。FCL-2がエッジ処理+フラクショナル照射の状態です。

ニキビ陥凹性瘢痕へのフラクショナルレーザー治療2023

エッジ処理は写真(FCL-1)のごとく、段差が大きい部分に限って行っています。レーザー照射径は直径1mm、フリーハンドで部分的に照射します。この「部分的」というのが大変重要で、全周性にぐるっと一周処理してしまうと、術後にリング状の赤みが持続し、かえって目立ってしまいます。

FCL-2はフラクショナル照射後の同部位です。フラクショナル照射はレーザー照射径0.15mm、Fractional Coverage(照射面積全体における照射割合)は10%(5%、2パス)です。エッジ処理の1mmと比べ、極小ドットで深く削っているというのがお分かりいただけるかと存じます。

ニキビ痕(陥凹性瘢痕)へのFCLはオーダーメイド治療のため、単純に「治療回数は○回です」と申し上げられないのですが、これまでの治療経験上では3〜5回必要となってきます。

最後にご質問への回答となります。上記のごとく、当院では「エッジ処理とフラクショナル照射」を1セットと考えているため、申し訳ございませんがエッジ処理単体での治療は行っておりません。

下記ページの料金表に記載されている金額は、「エッジ処理込み」のFCL費用となっています。
フラクショナルレーザー治療

治療をご希望の際は、ぜひ一度ご来院ください。

初診としてご来院される場合は、下記ページもご参照ください。

初めて受診される方へ

回答は以上となります。
ご検討ください。

なお、今後の来院・受付に関する事務的なご質問は、下記までお電話にてお問い合わせください。
Tel:043-423-3552

どうぞ宜しくお願いします。



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