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爪白癬(爪水虫)の検査・診断について教えて下さい



患者様よりお問い合わせを頂きました。

足の小指爪水虫と顕微鏡で診断されましたが、帰宅後 足の裏まで見ていないのと終始高圧的な対応が不審になりました。

翌日別の皮膚科で、きれいとは言われながら、かなり時間をかけ片方だけ採取し陰性でした。

迷った末、念のため最初の医師に処方されたクレナフィンを双方足の小指に塗りましたところ、マニキュアを塗った時のようになんとなく違和感を生じ、また深く爪を切りすぎたのか(?)上部の境目にピリピリした感じがあります。一応、ピリピリするところと傷にはオロナインを塗って様子を見ているところです。


別な塗り薬もあるようですが、最初の医師は怖くて行く気がしないし、+から-に変わった判定にも頭を悩ましており、神経症気味です。皮膚につくのも心配になりました。

アドバイスいただけるとありがたいです。

あるいはマルホ株式会社のPCR的な検査のほうがいいのでしょうか?

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせ頂きありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

ご質問の「爪白癬(爪水虫)の検査・診断」について回答いたします。

爪白癬の診断は非常に重要です。なぜなら、爪白癬の治療には、他の疾患と比較して、多くの時間と費用が必要となるからです。爪白癬でないにもかかわらず治療を開始してしまうと、膨大な時間と費用を浪費してしまいます。

ご質問の文章を拝読した限りでは、2ヶ所目の医療機関(顕微鏡検査で陰性と判断されたクリニック)の先生に事情を詳しく説明して、相談に乗ってもらうのがよろしいかと存じます。

皮膚科医は基本的に真菌検査を顕微鏡で目視して行いますが、判断が難しいケースでは真菌培養検査やご指摘の免疫学的検査もありますので、納得のいく検査を受け確実な診断をつけることが最重要と考えます。

なお、クレナフィン外用液は検査結果に影響を与える可能性があるため使用を中止し、皮膚科を再受診するのは中止後しばらく経ってからがよろしいかと考えます(科学的根拠はありませんが、私自身が診察する場合を考えると、1ヶ月程度が目安かと思われます)。

回答は以上となります。
どうぞ宜しくお願いします。



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