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汗管腫治療は難しいですか? 可能ですか?



患者様よりお問い合わせを頂きました。

両目下瞼の汗管腫があり、とても気になります。

何度か皮膚科へ行き見てもらったことがありますが、治療しても「治ることがない」「夏以外の、汗をかかない時期は目立たないから」と断られてばかりです。

やはり治療は難しいのでしょうか?

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせありがとうございます。

松島皮膚科医院の松島弘典です。



ご質問の「汗管腫に対する治療の可否」についてに回答いたします。

ご質問の文章を拝見し、2つの病気が混同されているという印象がありますので、まずはその点から説明させていただきます。

汗管腫(かんかんしゅ)とは「汗管を構成する細胞に類似した腫瘍細胞」が真皮内に増殖する疾患です。季節的な変動はありません。

一方、「夏以外の、汗をかかない時期は目立たない」という特徴を有するのは、汗嚢腫(かんのうしゅ)である可能性が高いです。真皮内にある汗管の一部が拡張、もしくは嚢胞形成(袋状に拡張した構造となること)し、発汗時に汗が溜まることによって膨隆します。汗をかく量が少ない時期は平坦なので、その存在自体を確認できない場合も多いです。

問診や診察の結果、まずどちらの疾患であるかについて検討する必要性があります。治療方法や予後、経過が異なるためです。

「やはり治療は難しいのでしょうか?」というご質問へのお答えとしましては、「簡単ではありませんが、可能です」となります。多くの皮膚科医は手を出さない(出せない)疾患ではありますが、当院では対応しています。

治療にはシネロンキャンデラ社の特殊な炭酸ガスレーザー「CO2RE」を用いています。CO2REは高性能なスキャナ機能を有しているため、0.5mm刻みでドリル状に皮膚を蒸散させることができます。通常1〜2mmのスポットで病変部分を蒸散治療し、気になる隆起病変を平坦化させています。

治療のご希望がございましたら、ぜひ一度ご来院ください。
診察の上、より詳細に説明させていただきます。


回答は以上となります。

ご検討ください。



なお、今後の来院・受付に関する事務的なご質問は、下記までお電話にてお問い合わせください。

Tel:043-423-3552



どうぞ宜しくお願いします。



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