患者様よりお問い合わせを頂きました。

魚の目、タコの治療についてご教授ください。

足の両親指と右足薬指に魚の目（タコ？）があります。

他の問い合わせを拝見しましたが、複数箇所でも1回で除去可能でしょうか？

また治療後痛みはごさいますか？

歩いたり、走ったりは出来ますでしょうか？

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

ご質問の「魚の目（鶏眼：けいがん）、タコ（胼胝：べんち）の治療」について回答いたします。

魚の目、タコはともに「骨突出部への荷重」や「関節同士の接触」が原因となり、角質の過剰な増殖によって作られていますが、治療方針がそれぞれ異なります。

タコは前述の過剰負荷部分に生じる「単純な角質増殖」であり、その部分の皮膚を守るための防御反応として作られているという面もあります。通常、痛みを伴わないため、日常生活への影響もございません。これらの点より、タコは積極的に治療する対象とはなりませんので、基本的には経過観察としています。ただし患者様からの強い希望がございましたらサリチル酸ワセリン外用薬、スピール膏貼付薬などを処方し、ご自宅にて治療を行って頂いております。

魚の目は角質が棘状に増殖し芯を形成しています。荷重をかけた際にその芯が神経を圧迫し痛みを誘発してしまう疾患であるため、魚の目は積極的に治療を行っています。

今回頂いたご質問が魚の目であると仮定して、それぞれのご質問に回答いたします。

Q.1 複数箇所でも1回で除去可能でしょうか？
A.1 2〜3ヶ所までであれば1回で治療を行っていますが、それ以上の個数である場合は分割で治療させて頂いております。魚の目治療はナース施術となっている医療機関も多くありますが、当院では医師が「出血するかしないかギリギリのレベル」まで芯を取り除くようにしております。必然的に１ヶ所にかかる施術時間も長いため、受診1回あたりの治療箇所を2〜3個とさせて頂いております。

Q.2 治療後痛みはございますか？（歩いたり走ったりは出来ますでしょうか？）
A.2 治療後に痛みはなく、また歩行、走行ともに可能です。基本的に術後に行動の制限はございません。軟膏の使用やテープ保護も必要なく、いつも通りの生活を送って頂けます。

回答は以上となります。
ご検討ください。

なお、今後の来院・受付に関する事務的なご質問は、下記までお電話にてお問い合わせください。
Tel:043-423-3552

どうぞ宜しくお願いします。