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夏のレーザー脱毛は日焼けに注意!



お盆休み前の最後の予約制処置日でした。本日も大勢の方にいらしていただけました。ありがとうございました!

本日の施術実績です。

・手術:ホクロ

・太田母斑:(複数人)レーザー治療

・老人性色素斑(シミ):レーザー治療(複数人:顔面)
・ホクロ:レーザー治療

・毛細血管拡張症:レーザー治療

・レーザートーニング:(複数人)顔面、頚部など

・レーザーフェイシャル

・医療レーザー脱毛:(複数人)両ワキ、VIOライン、ヒジ下、ヒザ下など

・フラクショナルレーザー:ニキビ後の陥凹性瘢痕の修正

夏の積乱雲

本日は「医療レーザー脱毛と日焼けの関係」を解説します!

医療レーザー脱毛の治療原理は、「メラニンに吸収される波長(755nm、800nm、1064nm)のレーザー光線を照射し、メラニンを大量に含む毛に反応させてレーザー光線を熱エネルギーに変換し、毛包(特に立毛筋付着部にある幹細胞)を破壊して毛の再生を不可能にさせる」というものです。

ターゲットとなるムダ毛とメラニン含有量の関係は、以下の通りです。
・ムダ毛が太い=メラニン含有量が多い
・ムダ毛が細い=メラニン含有量が少ない

つまり、ムダ毛が太ければレーザーはよく反応し、ムダ毛が細ければ反応は悪くなります。

その反応性の低下をカバーするために、ムダ毛が細い場合には「レーザー光線の出力を上げる」ことになります。

ここで問題となってくるのが、「日焼けしてしまった方」です。

メラニンは皮膚の最外層である「表皮内」にも存在します。「日焼けしてしまった方」は表皮内におけるメラニンの含有率が上昇した状態です。

これは表皮内に「メラニンに吸収される波長(755nm、800nm、1064nm)のレーザー光線に反応するものがたくさんある状態」であり、万が一、表皮内のメラニンに強く反応した場合は「ヤケド」となってしまいます。

ここで再度、それぞれの要素を確認してみましょう。
・皮膚が白く、ムダ毛が太い(レーザー出力:低)=最も安全
・皮膚が白く、ムダ毛が細い(レーザー出力:高)=安全
・皮膚が黒く、ムダ毛が細い(レーザー出力:高)=ヤケドのリスクあり

いかがでしょうか? 日焼けをしていない皮膚を保つことが、医療レーザー脱毛を受けるにあたって「いかに安全か」をご理解いただけたかと思います。

医療機関によっては、「夏は知らず知らずのうちに日焼けをしているため、医療レーザー脱毛は夏の間は一切行わない」というところもあります。

当院では「夏は禁止」という対応でなく、以前の写真と比較し、医療レーザー脱毛の可否を毎回判断しています。

また当院では、「色黒の方」や「日焼けしてしまった方」でも治療可能な「YAGレーザー(1064nm)」も準備していますので、レーザー機器を変更して治療を行うこともあります。しかし、それでも日焼けをしていない方の方が「安全性が高い」、「治療機器の選択の幅が広い」という明らかなメリットがありますので、極力日焼けは避けていただきたいと思います。

以下に、各部位における注意点をまとめておきます。

【男性のヒゲ脱毛】
男性の場合は女性に比べて、そもそも「サンスクリーン剤を毎日塗って日焼け対策を行う」という方が少ないのが現状です。ヒゲ自体は毛が太いためレーザー出力は比較的低めですが、時々治療中にもかかわらず真っ黒に日焼けして来院される方もいらっしゃることがあり、そのような場合はさすがに延期となってしまいます。

【女性の顔面脱毛】
女性においてニーズが高いのは「口周囲の細いムダ毛の脱毛」です。女性は日焼け対策への意識が高いので、それほど日焼けしてしまう方はいらっしゃらないのですが、「口周囲の細いムダ毛の脱毛」の場合はそもそもレーザー出力が高い治療なので、十分に気をつけていただきたいです。

【ヒジ下〜手背〜指背】
これらの部位では最も注意が必要です。「意外と日焼けしてしまっている」、かつ「ムダ毛が細いためレーザー出力が高い部位」だからです。是非とも治療を受ける前の方、治療中の方は、長袖や手袋の着用をお願いします。

【ヒザ下〜足背〜趾背】
これらの部位も「スカートの着用」や「露出面積の広いサンダルの着用」によって日焼けが生じます。ご注意ください。



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