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3.12017
メルセデスベンツ・コネクションでの試乗(Vol.2)
先日、六本木にあるメルセデスベンツ・コネクション(以下、メル・コネ)にまたお邪魔してきました。メル・コネは販売店ではなく、あくまでもメルセデス・ベンツの良さを知ってもらうために情報提供に特化した店舗です。今回で2回目となります。
前回の試乗記は過去記事にあります。
メルセデスベンツ・コネクションに行ってきました!
試乗はインターネットで申し込めますが、インターネット経由での予約は1ヶ月に1回という制限があるようです。同じ日に2台目を予約しようとしたら、制限に関する警告が出ましたので。なので2台目以降は当日の申し込みとなります。予約でいっぱいだと、1日に複数台の試乗は難しいかもしれません。
訪れた日が平日だったためと思われますが、希望していた3台全てに乗れて大満足でした!
1台目は「AMG C 63 S Cabriolet」です。白いボディに紺色の幌の組み合わせは、何ともおしゃれです。
【AMG C 63 S Cabriolet】
全長x全幅x高さ 4,750×1,875×1,405mm
重量 1,960Kg
トランスミッション 電子制御7速A/T
エンジン 4L V8ツインターボ
最高出力 510/5,500~6,250 PS/rpm
最大トルク 71.4/1,750~4,500 kg・m/rpm
この車での最大の関心は「乗り心地」でした。雑誌記事や試乗した一般人のブログなどで、クーペ版C63Sのサスペンションが「めちゃくちゃ硬い」や「この乗り心地では家族から文句が来る」と評価されていたので、「本当かな?」と思っていました。
クーペとカブリオレでサスペンションの設定も多少は異なると思いますが、実際に乗ってみた感じでは「フツー」でした。
AMGダイナミックセレクトでComfort→Sport→Sport+と変化させれば、車の反応はどんどん速くなり、サスペンションも硬くなっていくのですが、Comfortで走っている限りでは「フツー」です。
同乗してくれたスタッフさんに「思っていたよりも、結構乗り心地いいですね」というと、「この車は評価が分かれるんですよ。この車への評価によって、その方が普段どのようなお車に乗られているのかが想像つきます」とのことでした。
自分の車がスポーティなら「この車は乗り心地がいい」となるし、ラグジュアリーカーなら「乗り心地悪いね」となるそうです。確かに、自分の車は乗り心地が硬いですね(笑)。
速いし、乗り心地もいいし、幌は走りながらでもボタン1つで開閉できるしといい車なんですが、「尖った部分」が少なく、残念ながら自分としてはあまり惹かれませんでした。
2台目は「AMG GT」です。真横から撮ればよく分かったのですが、ものすごくボンネットが長い車です。いわゆる「フロントミッドシップ」でありエンジンはかなり車体の中心近くに配置されています。
またトランスミッションをリアアクスルに配置する「トランスアクスルレイアウト」を採用し、結果として47:53の重心バランスを実現しています。
【AMG GT】
全長x全幅x高さ 4,550×1,940×1,290mm
重量 1,670Kg
トランスミッション 電子制御7速A/T
エンジン 4L V8ツインターボ
最高出力 462/6,000 PS/rpm
最大トルク 61.2/1,600~5,000 kg・m/rpm
低い着座位置とタイトな室内空間、始動すると「終始吠え続ける」エンジン、そして俊敏なハンドリングなど、この車が生粋のスポーツカーであることは疑う余地がありません。
エンジンの最高出力や最大トルクでは先に試乗した「AMG C 63 S Cabriolet」に劣るものの、300Kg軽い車体重量が功を奏してキビキビと軽やかに走ります。
乗り心地もかなり引き締まっているものの、常識を外れるほどではありません。「高速ではいい具合に調和して気持ちよく走れそうだが、不整路を長くは走りたくないな」という印象です。
まあ、とにかく楽しく走れる車ですね。マツダ・ロードスターの時も感じましたが、私はこういった車体の挙動をダイレクトに感じられるタイプの車が性に合っているようです。
最後が「E 400 4MATIC STATIONWAGON Exclusive」です。こちらはメルセデスベンツのラインナップの中でも最も新しい製品です。
【E 400 4MATIC STATIONWAGON Exclusive】
全長x全幅x高さ 4,940×1,850×1,465mm
重量 1,950Kg
トランスミッション 電子制御9速A/T
エンジン 3.5L V6ツインターボ
最高出力 333/5,250~6,000 PS/rpm
最大トルク 48.9/1,200~4,000 kg・m/rpm
世界的にみても「最も先進的な半自動運転機能」を搭載しているのがこの新型Eクラスです。試乗は一般道のみでしたから半自動運転機能は試せませんでしたが、普通に走っているだけでも、次々と車体カメラが読み取った速度制限標識をナビ画面に表示させていたので、「車外のモニタリングはすごい精度でやっているんだな」というのは実感できました。
決して軽い車ではありませんが、「自然吸気エンジンであれば5.0L相当」という最大トルクを活かしてスイスイと走ります。
特筆すべき点は「ものすごく滑らかな乗り心地」です。今まで自分が経験した中では最上級だと思います。これを作り出しているのが「AIR BODY CONTROLサスペンション」です。
【様々な条件や状況に最適に対応する最新のAIR BODY CONTROLサスペンション】
連続可変ダンパーとマルチチャンパーエアサスペンションを電子制御することで、快適性と俊敏性を高いレベルで両立します。(公式カタログより)
記憶の中にある「以前試乗したSクラス」と同等以上の乗り心地を実現しているため、「ボディの大きさでSクラスを躊躇している方」にとってE 400 4MATIC Exclusiveシリーズ(セダン・ワゴン)は最適だと思いました。
本日も様々な車に試乗させていただきました。メル・コネの皆様ありがとうございました。
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