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7.52019
先生! デュピクセント止めても安定してます!
以前、デュピクセント(アトピー性皮膚炎治療用注射薬)を使用されていた患者様より経過報告をいただきました(海外留学のため途中で注射による治療は中断となった患者様です)。現在デュピクセントを使用中、もしくは使用を検討されている患者様にとって参考になるかと考え、ご本人に承諾を得て掲載させていただきます。
松島先生
お世話になてっております。昨冬にデュピクセントの治療を行っていただきました〇〇と申します。
先生のブログ(下記のまとめページ)を拝見し、経過をご報告しておいた方がよいのではないかと思いご連絡させていただきました。
■デュピクセント治療まとめ①(9ヶ月間・29名)【患者背景】
■デュピクセント治療まとめ② (9ヶ月間・29名)【運営と在庫管理】
■デュピクセント治療まとめ③ (9ヶ月間・29名)【患者コメント】デュピクセントの効果ですが、注射後もかなり効果を維持してくれたと思います。私の場合、投与後、すぐに痒みが収まったという実感はなかったのですが、投与後2週間くらいで、急激に痒みがなくなっていきました。痒みがほとんどない状態がその後2ヶ月弱続き、5月ぐらいから緩やかに痒みが復活してきている、といった現状です。たくさんあった結節性痒疹はほとんどない状態です。(自身の体をもってデュピクセントの効果が長期持続型ではなく、一種のドーピングのように緩やかに効能が薄れていくことを感じることができました)
先生が仰られていた〔安全域〕を日々意識しながら、ケアをしています。(通常は、顔用ステロイド剤を薄く延ばし使用、時折悪化した際にはベリーストロングを使用、といった具合です)
当院からの返信です。
〇〇様
ご連絡ありがとうございました。その後の経過報告やドロップアウト率ゼロに関するお褒めのお言葉、大変嬉しく思います。
〇〇様のことはよく覚えています。病状を大きく崩すことなく、安全域を意識しつつコントロールができている状況のようなので、安心いたしました。
また、デュピクセントを中断した後の長期的な経過については大変参考になりました。このような経過を患者様から伺う機会がほぼありませんので、とても貴重な情報だと思いました。
アトピー性皮膚炎がひどい時はデュピクセントを併用し、コントロールがついた時点でデュピクセントからは離脱していき、基本的治療(内服薬、外用薬)で維持していくべきだと、私自身も考えています。従いまして、〇〇様の経過は大変理想的かと思います。
引き続き外用療法を宜しくお願いします。
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