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日本医師会が「医療危機的状況宣言」を公表しました



日本医師会は4月1日の定例記者会見において「医療危機的状況宣言」を公表しました。これは今般の新型コロナウイルス感染症による難局を乗り切るためには、全国民によるご協力が不可欠であるという認識であるためです。以下に全文を記します。

【医療危機的状況宣言】
(2020年4月1日 公益社団法人 日本医師会)

我が国の医療は新型コロナウイルス感染症対策にこれまで経験したことのない多くの資源を注入しながら、それ以外の疾病の治療も継続するという危機的な状況に陥りつつあります。

医師をはじめ医療従事者が新型コロナウイルスに感染すれば医療現場から離脱せざるを得ず、国民に適切な医療を提供できなることが懸念されます。

一部地域では病床が不足しつつあり、現在行っている対策は二週間後に結果が表れることから、感染爆発が起こってからでは遅く、今のうちに対策を講じなくてはなりません。

医療提供体制を維持するため、医療従事者が全力で取り組む中、国民の皆様には、自身の健康管理、感染を広げない対策、適切な受診行動をお願いいたします。

「提供可能な医療資源には限界がある」という当然のことを、これまで送ってきた日常の中で意識することはなかったのではないでしょうか。私自身も頭の中では理解しつつも、この事実を実感させられることはありませんでした。

「自身の健康管理」、「感染を広げない対策」、「適切な受診行動」を是非ともよろしくお願いします。

なお、当院におきましては「新型コロナウイルス性肺炎への対応について(2020.1.26)」でお知らせしたように、下記に該当する方は受診をお控えいただきますようよろしくお願いします。
■1ヶ月以内に海外から日本へ入国された方
■発熱されている方(その他、感冒様症状を自覚されている方を含む)
■マスクを着用されていない方



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