患者様よりお問い合わせを頂きました。

HPを拝見させて頂き、私もLMDFではないかと思い連絡させて頂きました。

左目周辺と左頬と左口元周辺に、HPと同じ様な赤い斑点が複数あり、かゆみも時々あります（膿んだりはしていません）。

現在1年程度近所の皮膚科に通っておりますが、一向にマシなならず、一進一退を繰り返しています。飲み薬がヨクイニン、塗り薬がマキサカルシトール25μg/g「PP」とロコイド軟膏0.1%が処方されています。

大阪で同じように見ていただける病院をご存知ないでしょうか？

よろしくお願い申し上げます。

当院からの返信です。

〇〇様

お問い合わせありがとうございます。
松島皮膚科医院の松島弘典です。

ご質問の「大阪における顔面播種状粟粒性狼瘡（LMDF）の治療」について回答いたします。

まず最初にLMDFについて申し上げますと、この疾患は特別なものではなく、皮膚科であれば一般的に対応しています。従いまして、「この医療機関でなくては治療できない」という縛りは特にございません。

現在通院されている皮膚科から処方されている薬剤を拝見する限り、通常LMDFに対して使用する薬剤ではないため、主治医はLMDFを含めて検討されている訳ではないという可能性もございます。

診断の確定には皮膚組織を一部採取して病理診断を行う「生検」が有用です。視診で診断ができる典型的なLMDFばかりではなく、「疑わしいものの非典型的な症状しかなく、生検を行って初めて診断をすることができた」というLMDFも私自身は多数経験しています。

現在通院中の皮膚科で生検を行っていただけるようでしたらベストかと思いますが、そうでない場合はそのような検査を受けることができる中規模以上の病院を主治医よりご紹介いただくのが宜しいかと存じます。

回答は以上となります。

ご検討ください。
どうぞよろしくお願いします。