医療レーザー治療の基礎知識
レーザー光線とは、何?
「レーザー」という言葉はよく耳にすると思いますが、それが何なのかということまで知っている人は、そう多くないのではないでしょうか。
「レーザー(LASER)」とは、Light Amplification of Stimulated Emission of Radiationの略で、文字どおり「光を増幅したもの」です。
ほとんどのレーザー機器は、「可視光線」といわれる波長の光のうち、ある特定の一波長のみを選択し、それを増幅することによって治療に使っています。
どの波長を使うかは、それぞれのメーカーの考え方によって決められています。
このサイトでお話ししている「茶色いしみ(シミ)」や「青黒いあざ(アザ)」に対して使用されるレーザーは、メラニン色素に吸収される波長のものです。
メラニン色素に吸収されたレーザーは、次に熱エネルギーに変わります。
その結果、メラニン色素そのものや、メラニン色素を多く含んだ細胞を破壊するのです。
もうお分かりいただけたかと思いますが、レーザーは全てをきれいに治す魔法の光でも何でもありません。
単に増幅された光を、治療技術として応用しているに過ぎないのです。
従って、「どんな病気に、どんな波長のレーザーを、どの位の時間、どの位の強さで照射するか」ということが、治療の結果を左右する重要な要素になるのです。
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